展示車両の品質
仕入基準
オートセレクションでは、全国の主要なオークション会場へバイヤー(仕入担当者)が直接出向き、入札車両が社内の仕入基準を満たしているか細かくチェック。写真や出品票だけでは把握できない車両の状態を確認します。
同様に、買取り・下取りした車両についても、社内基準を満たさない場合は店頭販売をいたしません。
修復歴基準
- ルーフ修復歴車
- メインフレーム修復歴車
- フロア修復歴車
- ホイールベース基準値外車
- 走行上問題のある修復歴車
外装基準
- 著しく大きなキズ・凹みがある車両
- 塗装された状態が著しく悪い車両
- ガラスのヒビ割れが酷い車両
- 錆・腐食の進んでいる車両
- 雹害車両
- 水没車両
内装基準
- 異臭が強い車両
- ダッシュ・ハンドル・ブーツ類・内張り・シートなどに著しい損傷がある車両
- 消火器を散布した車両
メカニカル基準
- エンジンや電装系に不具合のある車両
- 走行に問題がある不具合のある車両
その他の基準
- 錆、腐食の進んでいる車両
- 雹害車
- 冠水車
- 職権打刻車
- 接合車(ニコイチ)
- 消火器散布車
不正車両排除
オートセレクションでは、走行距離改ざんなどの不正車両を排除するため、走行メーター管理システムを導入。
全入庫車両の走行距離をチェック済みなのでご安心ください。
走行メーター管理システムとは
日本オートオークション協議会が開発したシステムで、オートオークション会場に出品された中古車の走行距離のデータを蓄積し、データベースとして集中管理することにより、オートオークションに出品される中古車から走行メーターに関する不正車両を排除することを通じて、不正行為を未然に防止することを目的としています。また、個別に加入している個々の事業者においても店頭の端末からアクセスし、仕入れ車両の走行距離をチェックできる個別検索システムも運用されています。
詳細につきましては、自動車公正取引協議会ウェブサイトをご覧ください。
入庫チェック
新しく入庫した車両は、展示前に入庫チェックを実施。法定24カ月点検にオートセレクション独自のプラス28項目を追加した、全150項目におよぶ点検だけでなく、走行チェックも行います。
入庫チェック項目
ボディチェック
フレーム
- フロントクロスメンバー・フロントインサイドパネル・ピラーパネル・ダッシュパネル・ラジエターコアサポート・ルーフパネル・トランクフロアパネルの交換または修正確認
- フレームの擦れ、変型、凹み等の確認
- 塗装の状態、板金跡の状態確認
外装
- 前後バンパー・エアロパーツ取付のガタ
- エアロパーツ等の保安基準適合確認
- ボンネット・ドア・トランクの開閉状態、締まり具合の点検
- フェンダーからのタイヤ・ホイールのはみ出しの確認
- 各レンズ類のガタ及び灯火の色
- フロントガラス・ドアガラスへのフィルム・ステッカーの有無を確認
- 最低地上高の確認
内装
- エアコンの効き、風向き調整機能の点検
- キーレス・パワーウィンドウ等、スイッチ類の作動点検
- シートの保安基準適合確認、シートベルトの確認
- オーディオ・ナビゲーションの動作確認
- ドアミラー・内装パネルの状態
- 発煙筒の有無、期限の確認
- スペアタイヤ・工具・ジャッキの搭載
- シフトパターン・ホーンマークの表示確認
メーター作動のチェック
- 警告灯・計器類・コンピューターの点検
- メーター等、電子パーツの動作確認
アンダーボディチェック(修有車)
- フレームのサービスホールの使用して測定
- ホイールベースの測定
メカニカルチェック
エンジン
- アイドリング、吹けあがり、異音の確認
- 警告灯・ブーストコントローラー・コンピューターの点検
- ファンベルトの点検
- エンジンチューニングの保安基準適合確認
- オイル・水漏れの点検
- 触媒の点検
ミッション
- シフトの入り、ミッション・デフの異音点検
- クラッチのすべり、切れ具合、操作性点検
サスペンション
- 各ブーツの点検
- サスペンションの異音、ガタ、オイル漏れの点検
- 各アーム・ロッドの点検、保安基準適合確認
- タイヤの状態、編摩耗の点検
- ブレーキの効き、異音及び、パッド・ローターの摩耗状態
走行チェック
- ブースト圧の点検、加速の状態確認
- ハンドリング・サスペンション・アスクル機構からの異音、異常の確認
- 直進安定性、ブレーキング時の車体振れの確認
- マフラーの損傷、音量点検
展示までの流れ
入庫
日本全国のオートオークションより車両が入庫。自社のシステムに在庫情報を登録し、すぐに展示に向けた準備がスタートします。
入庫チェック
店舗販売スタッフと整備士による内外装及び各機関のチェックを実施。あわせて、走行メーター管理システムによる不正改ざんチェックも行います。
第三者機関による査定
第三者の専門機関による査定を行います。車両を展示する際は、このときに発行された車両品質評価書がすべての展示車に掲示されます。
走行チェック
実際に車両を走行させてチェックを行います。走行フィールに加え、エンジンやミッション、エアコンなど、プロの目で細部に渡って確認します。
問題箇所の解決
不具合があった箇所の整備やキズの板金・塗装を実施します。自社基準を満たさない不具合が発覚した場合は、この段階までにふるい落とされ展示されません。
内外装クリーニング
車両の程度に応じて、専門スタッフがクリーニングを行います。前オーナーの痕跡を除去し、お客様が気持ちよくクルマ選びを楽しめるように仕上げます。
展示
すべての工程が完了したら、プライスボードと車両品質評価書を掲示して展示場に並びます。ご不明な点があれば、どのようなことでもスタッフにお声がけください。